弓場農場のクリスマスの集いでのバレエ公演一曲目終了の後、大きな歓声が響いた。ミランドーポリスの街から離れたアリアンサ移住地は夜、漆黒の闇につつまれる。でもテアトロ・ユバは違う。照明に照らされた舞台の上には「文化」の輝きがあった。
バレエを指導する小原明子さんは「踊りには生活が出る」と一言。「弓場での練習の取り組みはプロ並。さらに農場での毎日の生活がお客様を感動させている」と人気の理由を明かした。
早起きして畑仕事をしてくたくたに疲れている中、夕方からバレエや演劇等の練習が始まる。楽器演奏、バレエ、演劇全てに参加していた矢崎勇さんは「大変だけど、好きですから」と簡潔に参加理由を答えた。
好きだからこそ真剣に取り組み、多くの人々を感動させる。観客を感動させた喜びが、練習への熱心さにつながる。日本人らしい「働き者」達を弓場農場で見ることが出来た。(雪)
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