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10日連続で体感温度40度超=リオデジャネイロ市で記録的な猛暑が続く

 2017年が明けて12日になるが、リオデジャネイロ市では年明け早々から猛暑が続き、1月10日まで10日連続で体感温度が40度を超えるという異常事態となっている。
 ブラジルでは、年明けの1月からカーニバルの行われる2月が、北半球でいう7月から8月に当たり、1年でもっとも暑くなる。ブラジル南東部は、北東部ほど暑くならないが、それでも、海岸に近いリオは暑い地域として有名だ。
 だが、体感温度が40度を超えるという事態が10日間も続くのは、そのリオでさえ珍しい。しかも、それを記録しているのが、国内の芸能人などが住んでいるリゾート住宅街として有名なバーラ・ダ・チジュッカ区などだったりする。いわゆるボサノバの名曲「イパネマの娘」などで国際的に想像されがちな「暑い海岸」そのままのイメージではあるのだが、ここまで暑いと、おしゃれなムードを楽しむとところでもなさそうだ。
 以下が1日以降のリオ市での体感温度の最高温度だ。
 1日/46・1度、2日/42・3度、3日/40・1度、4日/48・2度、5日/46・9度、6日/44・4度、7日/47・4度、8日/43・6度、9日/45・8度、10日/44・7度
 この夏に日焼けなどを楽しみたいなら絶好の温度と日差しかもしれないが、これでは、海岸に行って一浴びでもしないとやっていられない暑さでもある。
 連日の猛暑の原因は、昨年末から南東部にいすわっている熱帯高気圧(ASAS)の影響だ。予報ではそろそろ影響力を弱めるとも言われ、11日には低気圧が接近すると見られているが、さて、どうなるか。(10日付G1サイトより)