ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 サンパウロ州クラヴィーニョスで先週、炭化した若い青年の遺体が見つかった件で、警察は11日、イタベルリー・ロザノ・ローザ君(17)の母親のタチアナ、義父のアレックスの両容疑者を殺害容疑で逮捕した。タチアナ容疑者は逮捕後、12月29日に、薬物使用者で同性愛者のイタベルリー君が4歳の弟と自分を殺そうとしたため、首を絞めてナイフで3回刺し手殺害し、義父の手を借りて遺体を破棄したと供述した。だが、同日の夜は「(イタベルリー君の)3人の友人に、同君が迷惑をかけているから矯正してほしい」と頼んだら殺してしまったと供述を変えた。だが、同君の叔父は、同容疑者は日頃からイタベルリー君が同性愛者であることを嫌っていたと証言している。
     
 12日、サンパウロ市軍警のマルシオ・ダ・シウヴァ・リマ容疑者が、元恋人のジャナイーナ・ミチコ・ヤマシタ・デ・リマ・ソウザさんを殺した容疑で逮捕された。同容疑者は11日、東部イタケーラで、ジャナイーナさんが学校から帰ってくるのを自宅近くで待ち、ジャナイーナさんを押し倒した後に発砲、去り際にもさらに発砲し、顔を中心に14発銃弾を浴びせた。同容疑者は別れが受け入れられなかったというが、ここまでするとは。
     ◎
 12日、サンパウロ市セントロで、83歳の女性が麻薬取引と窃盗容疑で逮捕された。彼女の43歳と30歳の2人の孫も同時に逮捕された。孫2人はサンパウロ州内陸部のコンドミニアムで窃盗を働き、盗んだ宝石やテレビなどを祖母の部屋に隠していた。祖母の部屋からは麻薬も見つかっている。事件の真相やいかに。