【ベレン発】アマゾン地域の主要日系団体が8日昼、新年祝賀会を催した。会場となった汎アマゾニア日伯協会(パラー州ベレン)の神内講堂には約200人が集り、旧年を省みつつ新年を祝った。
日伯協会の生田勇治会長はじめ、アマゾニア日伯援護協会の山本ジルベルト会長、パラー商工会議所の山本陽三副会頭、北伯県人会連合会の武田司平副会長らが祝辞を述べた。
在ベレン領事事務所の小林雅彦所長は旧年を振り返り、「リオ五輪に加えベレン市制400周年記念も重なった。文化交流が活発に行われ素晴らしい年になった」とあいさつし、新年に向け思いを新たに。
「今年は2018年のブラジル日本人移住110周年記念祭と、翌19年に控えるアマゾン移住90周年祭の準備をすべく、実行委員会の早期立ち上げなど重要な年になる」となどと呼びかけた。
恒例の鏡開きでは酒樽が各代表者らによって開かれ、パラー熟年クラブの諸石輝雄会長による音頭で一斉に乾杯し新年を祝った。
余興は琴の演奏で始まり、パラー民謡クラブの日本舞踊、日伯協会の太鼓クラブ「鼓ドン」らが観客を沸かせた。恒例の餅つきも人気で、お雑煮やあんこ餅が振るまわれ、酒樽の前には列が出来るほどの賑わいを見せた。(パラー州 下小薗昭仁通信員)
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