カーニバル２０１７＝本番さながらのリハーサルを無料で＝エンサイオ・テクニコ始まる

１５日、リオのサンバ会場でリハーサルを行ったサンバチーム、イーリャ・デ・ゴヴェルナドール（Alexandre Macieira/Riotur）

　今年のカーニバルは２月最後の週末に予定されており、サンパウロ市での１部リーグのパレードは２４、２５日、リオデジャネイロ市での１部リーグのパレードは２６、２７日に行われる。
　本番まであと６週間に迫った、１月１４、１５の週末から、各チームが本番と同じ会場でリハーサルを行う「エンサイオ・テクニコ」が本格化した。
　本番のチケットは（特にリオ市は）高額な上に、競争率も高く、敷居が高いという人でも、このエンサイオ・テクニコは無料で観覧できるため、お勧めだ。
　リハーサルと言っても、各チームが鋭意製作中の巨大な山車が出ない以外は、ほぼ本番さながらで、迫力ある打楽器隊の演奏に、ダンサーの踊りも楽しめる。
　サンバ愛好家は、このエンサイオ・テクニコから本番まで、気持ちを高めていく。特定のチームの応援団が観客席を埋め、チームカラーの発炎筒で応援する光景さえも見られる。
　「サンバファンには各チームの魅力を感じてもらえるはず」と、サンパウロ・サンバリーグ会長のパウロ・セルジオ・フェレイラ氏は語る。
　サンパウロ市では１部、２部あわせて２２チームが２～３回、エンサイオ・テクニコを行う。会場は同市北部アニェンビーにあるサンボドロモで、会場住所、各チームの日程は以下のページで確認できる。
http://g1.globo.com/sao-paulo/carnaval/2017/noticia/carnaval-2017-em-sp-veja-datas-dos-ensaios-tecnicos-das-escolas-de-samba.ghtml
　サンパウロ市では、昨年優勝のインペリオ、最多優勝回数を誇るヴァイ・ヴァイなどが注目だ。
　リオ市では１部、２部あわせて２６チームが１回ずつ、エンサイオ・テクニコを行う。
　会場のサンボドロモ、「サプカイ」周辺道路の交通規制の内容や、各チームの日程は以下のページで確認できる。
http://g1.globo.com/rio-de-janeiro/carnaval/2017/noticia/tres-escolas-abrem-ensaios-tecnicos-no-sambodromo-do-rio-no-domingo.ghtml
　リオ市の場合は、１月２９日のベイジャ・フロール、２月５日のサルゲイロ、２月１２日のポルテーラ、１９日のマンゲイラなどが人気、実力共に高く、お勧めだ。