リオデジャネイロ州元知事のセルジオ・カブラル被告の資金洗浄工作に、同州の日本食レストラン・チェーンが使われていた疑いがあると、17日付フォーリャ紙が報じている。
リオ州税務署によると、日本食レストラン・チェーン「マネキネコ」は、2014年と15年にカブラル被告の妻のアドリアーナ・アンセルモ被告の事務所に巨額の払い込みを行っていたという。その額は、14年100万レアル、15年は230万レアルで、計330万レアルに及ぶ。
連邦警察のカルカッタ作戦捜査班によると、この資金の流れはカブラル夫妻による資金洗浄計画によるもので、アンセルモ被告の秘書が「マネキネコ」の経営者や従業員の口座に金を振り込んでいたことも判明しているという。
同州での公共事業にまつわる不正に参加したことが疑われている企業としては、EBX社やメトロ・リオ社、ブラスケン社などがあげられている。また、既に英会話学校の経営者、ジョン・オドネル氏は既に、カブラル被告の闇ブローカーあてに空の領収書を作成したことを連邦警察に認めている。
「マネキネコ」はリオ州内で6店のチェーン展開をしている。
タグ:汚職 リオ リオ・デ・ジャネイロ 連邦警察