サンパウロ市リベルダーデ区の日本食店「喜怒哀楽」の創業者、松井宮子さんが18日夕方、ガンによる心肺停止によってサンタクルス病院で亡くなった。享年73。
北海道生まれでアイヌ民族の宮子さんは1984年、日系二世の夫や子らと渡伯した。その後、同店を開業し「喜怒哀楽のおばあちゃん」として、常連客らに親しまれた。
シェフを務める松井覚瑞さん始め、舞踊家の佐藤浩香(花柳寿美富浩)さん、大衆劇団「響ファミリー」の響彬斗さん、一真さんの母にあたる。
19日午前、告別式が市内のビラ・マリアーナ墓地で、葬儀がピラ・アルピーナ火葬場で行なわれた。
初七日法要は親族のみで執り行う。