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ブラジル人の主な情報源は?=テレビで情報得る人はほぼ9割

 ブラジル連邦政府社会通信局が行った調査によると、ブラジル人の大半はテレビによって毎日の出来事を見聞きしている事や、主な情報源はテレビとインターネットである事が明らかになった。
 24日に公表されたのは、「ブラジルのメディアに関する調査2016年版」の結果だ。
 2016年3月23日~4月11日に、16歳以上の人1万5050人を対象に行ったアンケートによると、日々の出来事に関する主な情報源はテレビという人は63%おり、インターネットという人は26%いた。その他の手段では、ラジオが7%、新聞が3%を占めている。
 また、主な情報源の1位か2位にテレビを挙げた人は89%で、ほぼ9割の人がテレビから情報を得ている事になる。インターネットを1、2位に挙げた人は49%だった。ラジオを1、2位とした人は30%、新聞を1、2位とした人は12%、雑誌の場合は1%だった。
 メディアに関する連邦政府の調査は2013年に始まり、今回で3度目となる。
 また、テレビが主な情報源と答えた人の77%は、毎日テレビを見て情報を得ていると答えており、2013年の65%や2014年の73%を上回った。
 今回の調査では、テレビの視聴時間は、平日、週末ともに1日平均3~4時間である事も明らかになった。テレビを情報源としている人の半数以上は、報道内容を常に、またはかなりの程度、信頼しているという。
 テレビを情報源としている人達が最も良く見るのは、TVグローボで、73%が同局の番組を見ている。STBは36%、レコルデは32%だった。
 インターネットを毎日利用している人は50%おり、91%は携帯電話からアクセスしている。インターネットの利用時間は、平日、週末ともに1日平均4時間半強だった。
 ラジオを聴くという人は3人に2人おり、半数は毎日聞くと答えた。月~金曜にラジオを聴く時間は平均3時間だが、放送局の数が多いため、2%以上の人が聴いていた局は皆無だった。
 新聞を読むと答えた人は3人に1人おり、月~金に読む場合は、様々な出来事に対する意見や見解を知りたくて読むという。新聞を読む時間は1日平均1時間10分で、好んで読む新聞は、オ・グローボが8%、フォーリャ・デ・サンパウロが7%だった。
 回答者の約25%は雑誌も読んでおり、その半数は店先で購入。定期購読者は16%だった。雑誌を読む時間は、平日、週末とも、1日平均で1時間10分だった。好んで読む雑誌は、Vejaが25%で、以下、カーラス7%、イストエ5%、エポカ5%となっている。(24日付G1サイトより)