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サッカーブラジル代表=コロンビアに1対0で勝利=シャペコエンセ支援の親善試合で

決勝点をあげ喜ぶドゥドゥ(左)と祝福するジエゴ(右)(Ricardo Stuckert/CBF)

決勝点をあげ喜ぶドゥドゥ(左)と祝福するジエゴ(右)(Ricardo Stuckert/CBF)

 昨年11月末にコロンビアで発生した飛行機墜落事故で、監督、選手、チーム関係者の大半が帰らぬ人となった、サンタカタリーナ州のサッカーチーム、シャペコエンセの遺族支援と、事故発生時の救出活動とその後ブラジルに寄せられた支援への返礼として、サッカーのブラジル代表(セレソン)が25日、コロンビアと親善試合を行った。
 会場はリオ五輪の陸上競技会場となったエンジェニャン競技場で、セレソンは後半2分のドゥドゥのゴールで1対0としてコロンビアを降し、チッチ監督就任後の連勝記録を7に伸ばした。
 試合前には、事故から奇跡的に生還した選手のジャクソン・フォルマン、アラン・ルシェル、ネットと、ジャーナリストのラファエル・ヘンゼル氏4人に対して記念のプレートが贈呈された。
 同日は国際サッカー連盟指定の国際マッチデーではなかったため、ブラジル、コロンビア共に欧州で活躍する選手を招集できず、ブラジル代表はメンバー全てが国内チーム所属の選手だった。

試合前に記念プレートを贈られたシャペコエンセ飛行機墜落事故の生還者たち(Ricardo Stuckert/CBF)

試合前に記念プレートを贈られたシャペコエンセ飛行機墜落事故の生還者たち(Ricardo Stuckert/CBF)

 ネイマール、コウチーニョら、多くのセレソンレギュラーは、ブラジル国内のチームより、レベルの高い欧州の強豪チームに所属しているため、普段ほとんどプレーするチャンスを与えられない国内組は、代表定着やレギュラー奪取、ロシア行きの切符を掴もうと精力的にプレーした。
 チッチ監督も選手交代を積極的に行い、攻撃陣には多くのチャンスが与えられた。昨年のブラジル選手権でのパルメイラス優勝の立役者、ドゥドゥが得点し、守備陣も敵を零封など、3月に再開するW杯予選に向けた選択肢が広がり、同監督には嬉しい悩みの種がまた一つ増えた。