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援協、新会長で初の定例会=新規会員の獲得が課題か

新体制となり記念撮影する役員ら

新体制となり記念撮影する役員ら

 与儀昭雄新会長のもとサンパウロ日伯援護協会は先月26日昼、本部会議室で1月定例役員会を行なった。援協の財務や各施設の状況について報告が行われた。
 就任の挨拶で与儀新会長は、ブラジルの厳しい現状に触れ「こんな状況だからこそ新しい理事のみなさんと共に協力し合い、課題を一つ一つ解決していきたい」と決意を語った。
 新たに副会長に加わった園田昭憲元県連会長は、地区組織委員長を尾西貞夫さんから引き継ぐことになった。会費支払いの催促や、新規会員の獲得に動く地区委員の取りまとめ役を担う。
 最近になって退会した人が370人もいたことを明かし、「3年以上会費を払っていない会員を除外したことが影響している」と話した。新規入会者の増加が課題だが、「大変な仕事を引き受けてしまった」と苦労を語った。
 日伯友好病院からは、保健省が推進する事業「パルト・アデクァド」に関する報告があった。帝王切開率の減少を図る同事業で、自然分娩の割合を15%から50%へ大幅に増加させたという。事業に参加する26の病院中、最良の改善数値だった。
 なお12月の決算は約719万レアルの黒字が計上された。