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サンパウロ=メトロの無料Wi‐Fi拡張=19日までに40駅に

 5日より、サンパウロ市内のメトロの無料Wi‐Fiサービスが拡張される。サービスを担当するのは民間企業で、メトロ駅構内での広告掲載の権利と引き換えに、無料Wi‐Fiを設置する。
 これにより、サンパウロ市内のメトロ61駅中、40駅で無料Wi‐Fiが使えるようになる。これまでは、無料Wi‐Fiが使えるのは、サンパウロ市中心部のセー駅など、六つの駅だけだった。
 メトロの運営責任を負うメトロポリタン公社が出した文書によれば、広告掲載権と引き換えにWi‐Fi設置を委託する計画は以前よりあり、将来的には全駅に設置する意向だ。
 メトロポリタン公社が募集をかけたところ、40駅でのWi‐Fi設置に名乗りを上げたのは、N1社だ。
 メトロポリタン公社はまた、「今後1年間にわたって、Wi‐Fi設置効果を見定める。その後契約期間をさらに延長する事もありうる。当公社はWi‐Fi設置でメトロ利用者が増えることで、500万レアルの経済効果を見込んでいる」とも、書面で発表した。
 無料Wi‐Fi利用のためには、名前、Eメール、電話番号の登録と共に、利用規約への同意が必要だ。メトロポリタン公社の文書では、利用者の個人データをどのように保護するかについては言及されていない。
 メトロポリタン公社は1号線と3号線の交差するセー駅や、1号線と2号線の交差するアナ・ローザ駅など、乗客の多い駅には構内に簡易ラウンジを作る計画もある。
 4日から利用開始となるのは、1号線では、アルメニア、サンジョアキン、ヴェルゲイロ、パライゾ、アナ・ローザ、サンタクルス、サンターナ、ジャバクアラの8駅、2号線ではブリガデイロ、トリアノン―MASP、タマンドゥアテイ、ヴィラ・プルデンテの4駅、3号線ではマレシャル・デオドーロ、サンタセシーリア、ブラス、パトリアルカ、カロン、ヴィラ・マチウデ、ギリェルミーナ・エスペランサ、セーの8駅となる。
 19日から開始となるのは、1号線がサンベント、ルス、ポルトゲーザ―チエテ、ヴィラ・マリアナ、トゥクルヴィの5駅、2号線がコンソラソン、クリニカス、ヴィラ・マダレナ、サコマンの4駅、3号線がタツアペ、コリンチャンス―イタケーラ、アルトゥル・アルヴィン、ペーニャ、レプブリカ、アニャンガバウー、ブレッセル、ベレン、バラ・フンダの9駅だ。なお、5号線のサントアマロ駅とラルゴ・トレーゼ駅で19日から無料Wi‐Fiの利用が可能となる。(2日付エスタード紙より)