【既報関連】ルーラ元大統領夫人のマリーザ・レチシア氏脳死の報を受け、政界の大物らが次々とルーラ氏詣でを行っている。3日付G1サイトなどが報じている。
マリーザ氏は1月24日に脳血管障害(AVC)で倒れ、サンパウロ市シリオ・リバネス病院で手術を受けたが、昏睡状態が続いていた。
脳内の血流と脳の活動が止まった事と、ルーラ家が臓器提供を了承した事が発表されたのは2日午前中で、正式な脳死判定は3日夜になるが、2日の発表後、政界の大物たちがシリオ・リバネス病院内のルーラ氏を続々と訪れた。2日夜にはカルドーゾ元大統領やテメル大統領、3日午前にはジウマ前大統領がかけつけたほか、閣僚経験者や議員も数多く現れた。
マリーザさんの発病や脳死報道で、反労働者党(PT)の人が喜んだり、PT支持者が病院前でテメル大統領に罵声を浴びせたりなど、社会的なモラルの欠如も表出した。
マリーザ氏の通夜は、ルーラ夫妻の地元でもあるサンベルナルド・ド・カンポの金属労組で行われる。