ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 《ブラジル》マリーザ夫人4日に葬儀=ルーラ元大統領はラヴァ・ジャット作戦に怒り心頭

《ブラジル》マリーザ夫人4日に葬儀=ルーラ元大統領はラヴァ・ジャット作戦に怒り心頭

 3日夕、脳血管障害に伴う脳死判定を正式に受けたルーラ元大統領夫人のマリーザ・レチシア氏の葬儀が4日、同氏の地元であり、二人が出会った場所でもある大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポ市の金属労組で行われ、ルーラ氏がラヴァ・ジャット作戦(LJ)に向けた怒りをぶちまけた。5日付伯字紙が報じている。
 ルーラ氏は葬儀の場でも、1974年以来、42年間連れ添ってきたマリーザ夫人の死に対し、あふれ出てくる思いを語り続けた。ルーラ氏はその悲しみを「カンタレイラ水系の水位が回復するくらいの涙を流した」と語った。
 ルーラ氏はマリーザ氏に、これまでの人生を共に歩んできたくれたことへの感謝の気持ちを述べた。また、棺の中のマリーザ氏に赤いドレスを着せたことに関しても、「天国で会うときに、彼女がそのままの格好でいてほしい」と、労働者党(PT)の政党カラーに対する誇りを語った。
 また、「彼女は自身に対するばかげた話を悲しみながら死んだんだ」とし、夫婦して容疑をかけられ、被告ともなっていたラヴァ・ジャット作戦を批判すると共に、自らも被告となっている容疑に関しては、「私が証明する必要はない。彼らがでたらめを並べ立てているのであり、そのうち謝罪する日が来るのみだ」と語気を荒げて語った。