大サンパウロ都市圏内の各市を結んで走る、サンパウロ市都市圏運輸公社(EMTU)バスの運賃が、12日より値上がりすると、7日付現地紙が報じた。
今回の値上げは、パウロ・ジマス、サンパウロ州高裁長官が先週、値上げを禁じていた暫定令を取り消す判決を下したことによる。
この決定は大サンパウロ市都市圏内39の自治体を走る路線に影響し、170万人が影響を受ける。
ジマス長官は、EMTUの運賃値上げを禁じると公庫に2億1200万レアルの損失が出ると判決文に記した。
インテル・ヴィアス社の管轄のジュキチーバ、サンロウレンソ・ダ・セーラ、エンブー・グアスー、イタペセリカ・ダ・セーラ、エンブー・ダス・アルテス、タボアン・ダ・セーラ、ヴァルジェン・グランジ・パウリスタ、コチア各市では6・65%上がる。
アニャンゲーラ社が運行するカジャマール、カイエイラス、イタペヴィ、ジャンジーラ、カラピクイバ、オザスコ、バルエリ、サンターナ、ピラポーラ・ド・ボン・ジェズース、フランシスコ・モラート、フランコ・ダ・ローシャ各市では6・58%の値上げとなる。
インテル・ノルテ社管轄のグアルーリョス、アルジャー、サンタ・イザベル、マイリポラン各市では7・18%値上がりし、ウニレスチ社が運行するイタクアケセツーバ、フェラス・デ・ヴァスコンセロス、ポアー、モジ・ダス・クルーゼス、グアラレーマ、ビリチバ・ミリン、サレゾポリス、スザーノ各市では6・64%上がる。
サンカエターノ、ジアデマ、サンベルナルド・ド・カンポ、マウアー、リベイロン・ピレス、リオ・グランデ・ダ・セーラ、サントアンドレ各市では6・1%値上がりする。
メトラ社が運行する、バス専用レーンのメトロポリターノABDでも、サンマテウスとジャバクアラ間、ジアデマとモルンビー間を走る13路線の運賃が4・3レアルに値上がりする。