リオデジャネイロ州の軍警が10日(金)午前6時から事実上のストに入る可能性があり、注意が呼びかけられている。
エスピリトサント州の軍警が事実上のストに入り、100人を超える死者が出たり、商店の略奪などが横行したりして、学校や病院などの公共施設も閉鎖されている中、リオ州でもエスピリトサント州同様の事が起きるとの予告メッセージが流れているのだ。
リオ州軍警がストに入る可能性は、8日付エスタード紙でも報じられたが、リオ州のペゾン知事が同日開催した治安当局トップとの会合では、警察幹部が「軍警の事実上のストはあくまで噂」と公に否定。州知事も、治安担当の警察や消防、刑務官などには、遅配分の給与などを2月14日までに優先的に支払う事と10・22%の調整を行う事を約束しており、スト回避の可能性も十分にある。
また、州政府が連邦政府に派遣を要請した国軍や国家治安部隊(FN)は、既に各地に配備されており、治安当局も、軍警のストが決行された場合も、支援体制は整っていると説明している。
軍警のストで全ての警察機能がストップする可能性は低いようだが、外出などの折りは、スト発生の有無や市内の様子についての報道をチェックし、安全を確認してから外出するなどの注意が呼びかけられている。(7~9日付G1サイトなどより)
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