【パラー州ベレン発】日本政府の草の根・人間安全保障無償資金協力による「トメアスー十字路アマゾニア援協病院医療機材整備計画」の供与式が4日、同病院にて行われ、在ベレン日本国領事事務所の成塚純副領事、アマゾニア援協の山本ジルベルト会長や病院関係者等が出席した。
草の根により、レントゲン機器、超音波診断機、脳波図記録機、対外式除細動器等の購入のため、約8万7千米ドルが供与される。
同病院は、機材の老朽化による機能の低下や故障が多発し、業務に支障をきたしていた。また、旧式レントゲン機器が現像に特殊な薬品を使用する事を理由に使用を取り止めることとなり、患者のパラー州ベレン市への搬送が必要な事態となっていた。
新機材導入によりこれらの問題が改善され、トメアスー市のみならず、周辺地域全体への医療サービスの向上が期待される。(下小薗昭仁パラー州通信員)
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