サンパウロ市で絵手紙や書道を教えている大塚弥生さん(72、山口)の作品が「第7回タオル筆で描く絵てがみコンクール」の奨励賞を受賞。6日に来社し、喜びを語った。
タオル筆とは、使い古した濡れタオルを割り箸に巻きつけ、輪ゴムで止めた筆のこと。タオルの産地である、大阪府泉佐野市がタオルの発展、絵手紙文化の更なる広がりを目的に行っている。
同コンクールは、主催していた泉佐野公園緑化協会の業務縮小で7年間中止となっていたが、今年から主催が泉佐野市教育委員会へと変わり、復活した。
夜中にしか咲かないというドラゴンフルーツの黄色い花と、鮮やかな赤い実を描いた作品「びっくり仰天」を描いた。実をつけるには受粉が必要なのに、ある日起きたら実が出来ていて驚いた経験を作品にしたという。
「花びらが幾重にもなっていて描くのが難しかった」と振返り、今年は申し込み期間が短く、生徒の応募はなかったため「次回は生徒と共に受賞を狙いたい」と次回への意欲を示した。