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《ブラジル》連邦貯蓄銀行が土曜も営業=勤続期間保障基金(FGTS)引き出しに関する疑問に回答

Caixaの窓口を訪れた人々(アジェンシア・ブラジルより)

Caixaの窓口を訪れた人々(アジェンシア・ブラジルより)

 【既報関連】ブラジル連邦政府が14日に発表した、勤続期間保障基金(FGTS)で眠っている資金引き出しに関し、連邦貯蓄銀行(Caixa)が同日、15~17日は朝8時、18日も午前9~11時に開店し、同件に関する質問に答えると発表したと14日付現地紙サイトが報じた。
 15年末日までに自主退職または正当な理由で解雇された人は、FGTSに積み立てたが引き出せずにいた資金を引き出せる事になったが、自分も引き出せるか、どんな手続きが必要かなどを知りたい人は、この機会に直接質問できる。
 だが、実際の引き出しは3月10日から(1、2月生まれの人)で、3~5月生まれは4月10日、6~8月生まれは5月12日、9~11月は6月16日、12月生まれは7月14日が各々、引き出し開始日となる。引き出し終了は一律、7月31日だ。
 引き出しが集中するのは4月の見込みだが、Caixaでは通常の営業時間だけでは対応が困難と見、3月11日と5月13日、6月17日、7月15日の4回の土曜日も、午前9時~午後3時に開店するという。
 引き出し額が1500レアルまでの人は、FGTS引き出し用のカード(カルトン・シダドン)の暗証番号さえあれば、Caixaの現金自動払出機(ATM)で引き出せる。カードがあれば、ATMやロッテリカで3千レアルまで引き出せる。
 3千~1万レアルの場合は身分証明書を持ってCaixaへ。1万レアルを超える場合は労働手帳かそれに代わる書類も必要だ。
 FGTSで眠っている資金を銀行口座に振り込んで欲しい人は、1万レアルまでは身分証明書のみ、それ以上は身分証明書と労働手帳かそれに代わる書類が必要だが、振替手数料は不要。Caixaに本人名義の口座を持っている人は自動的に振り込んでもらえるが、共同名義の口座しかない人は振替依頼が必要だ。