ブラジル国内で民間大手のイタウ銀行が、公立のブラジル銀行を抜き、国内最大手となった。
16日、ブラジル銀行は、16年12月末現在の株式総額が1兆4010億レアルだったと発表した。これは16年9月末現在の1兆4480億レアルより下落した。
これに対し、イタウ銀行の株式総額は、16年9月末時点の1兆3990億レアルから1兆4260億レアルに伸びており、ブラジル銀行を抜いてトップに立った。
ブラジル銀行の12月末現在の純利益は80億3400万レアルで、前年末の144億レアルと比べ、44・2%の減益となった。イタウも前年末の233億レアルを7%下回る216億レアルとなったが、
イタウは、純資産においても、16年12月末現在で1155・9億レアルでトップとなった。2位はブラデスコ銀行の1004億レアル、3位はブラジル銀行で872億レアルだった。
サンパウロ証券取引所でも、イタウ株の時価は2520億レアルでトップだった。以下、2位ブラデスコ(1797億レアル)、3位サンタンデール(1323億レアル)と続き、ブラジル銀行(887億レアル)は4位だった。
ただ、支店数ではまだブラジル銀行が1位(5440店)で、イタウは3464店だ。(16日付G1サイトより)
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