16日未明、サンパウロ州内陸部プレジデンテ・プルデンテ地方で、バス2台が正面衝突し、死者8人、負傷者50人が出る事故が起きた。
事故が起きたのは16日午前0時頃で、サンパウロ州道563号線(ジェネラル・エウクリーデス・デ・オリヴェイラ・フィゲイレード道)12・8キロ地点(ミランテ・ド・パラナパネマ市とテオドーロ・サンパイオ市の間)だ。
事故を起こしたのは、テオドーロ・サンパイオ市在住の学生を乗せたバスと、パラグアイで買い物をした後に、パラナ州フォス・ド・イグアス市からミナス・ジェライス州のイトゥラマ市に戻る人達を乗せたバスだ。後者のバスには、イトゥラマ市とフルタル市に住む人達が乗っていた。
プレジデンテ・プルデンテの大学で学ぶ学生を乗せたバスでは運転手と学生3人、パラグアイで買い物をした人々を乗せたバスでも、運転手と乗客3人が死亡した。
負傷者達は、プレジデンテ・プルデンテ、テオドーロ・サンパイオ、ミランテ・ド・パラナパネマの3市にある病院に運ばれた。16日午後2時現在の報道では、負傷者46人中、11人が重傷とされている。遺体は、プレジデンテ・プルデンテ市とプレジデンテ・ヴェンセスラウ市の法医学研究所に運ばれた。
この事故で在籍中の学生の中から死者や負傷者が出たテオドーロ・プルデンテ中央大学とオエステ・パウリスタ大学は共に、16日の授業を取りやめた。両校は、事故に遭った学生の名前や学部などを確認した上で適切な対応をとる意向で、事故を哀しみ、遺族への哀悼の意や、負傷者とその家族への支援の意を表明した。(16日付G1サイトなどより)