サンパウロ市の市警備隊(GCM)が、今年1月に、落書きの現行犯を39人逮捕していた事が明らかにされた。昨年の逮捕者は19人だった。
昨年と今年の逮捕者数の違いは、ジョアン・ドリア市長の落書き撲滅への取り組みの結果だ。
GCMと軍警、市警が環境犯罪者として逮捕した落書きの実行犯数は総計74人に上るが、軍警や市警は落書きという項目での逮捕者数の統計を取っていないため、昨年との比較はできない。
GDMによると、2月半ばまでに同市で逮捕された落書きの実行犯は60人で、既に2016年の年間逮捕者数を23%上回っているという。
同市市街化局長のジョゼ・ロベルト・ロドリゲス氏によると、「落書き実行犯の逮捕数増加は、ドリア市長とそのスタッフの姿勢や撲滅への意気込みの違いがもたらしたもので、芸術としてのグラフィッチをと願う人達には、常に門戸が開かれている」という。同局長は、「これからも落書きを続けようとする人は、市議会の協力も得た法令によるより厳しい罰金などの措置を受ける事になる」との警告も発した。(17日付G1サイトより)