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東西南北

 15日、ブラジル連邦最高裁は、「昨年5月に最高裁が下院議長職停職を決めた時と同じ理由で逮捕されたのは不当」として釈放を求めていた前下院議長のエドゥアルド・クーニャ被告に対する全体審理を行った。同被告の最高裁への訴えは議長時代から一貫して不人気で、15日も「ラヴァ・ジャットの報奨付供述に応じられたら社会が混乱」との思惑などもあってか、あえなく却下。当初は一笑に伏す向きもあった「(急逝した)ルーラ元大統領のマリーザ夫人と似た症状」と訴えていた動脈瘤は診断書も提出されたが、人身保護令については高等裁が判断するとの判断もあったようだ。同日は、これまで常に賛同票ゼロだった同被告に初の1票が入り、1対8での敗戦だった。
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 16日のサッカー・サンパウロ州選手権で、パルメイラスは本拠地アリアンツ・パルケでサンベルナルドと対戦。2―0で勝ったが、前の試合で敗れた上、この試合でもなかなか点が入らなかったため、ファンからは昨年の全国選手権制覇をもたらしたクッカ氏の監督復帰を求める声が漏れた。同選手権は現在、12節あるリーグ戦の4節目で、決勝トーナメント進出圏内にもいるから焦ることはないが、低迷期が長かっただけに、ファンは長い黄金期を望んでいるか。
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 19日午前0時で夏時間が終わり、時計の針が1時間戻る。このため、19日は1時間多い25時間となる。この時間を利用して多く眠るも、夜更かしして遊ぶもよし。17日からはカーニバルのブロッコの行進もはじまっており、月末のカーニバルに向け、気分もいよいよ高まってくる。