ブラジル日本商工会議所(松永愛一郎会頭)の総務・企画戦略委員会が共催する『2017年上期 業主別部会長シンポジューム』が、23日午後1時から、サンパウロ市インターコンチネンタルホテル(Alameda Santos, 1123)で開催される。日ポ同時通訳付きで、一般参加も無料。
今回のテーマは「2016年の回顧と2017年の展望 景気回復に向けて、いま為すべきことは?」。今年後半に向けて上向きになるといわれるブラジル経済の動向の詳細や、11部会に分けて一度に知ることが出来る貴重な機会だ。来年に向けた経営計画を立てるには、欠かすことの出来ない各種データや、実際の動きが続々と発表される予定だ。
小池淳介選任理事は、「インフレは目標上限値を下回り、金利も抑制されつつある。だが、景気回復の実感はまだ感じられていない」と感触を語り、大久保敦副会頭も、「景気は底を打ったが、回復入りは本物かという思いもある。もっと前向きな気持ちで現状に対処したいという思いでこの副題をつけた」と胸中を語った。
平田藤義事務局長も「ドルが安くてトランプ米政権の悪影響も限定的、中国経済も意外と底堅い」と見ており、「鉄鉱石の国際価格もあがり、ブラジル経済にとっては追い風が吹く年になるかも」と期待を込める。
昨年8月に開催されたシンポジュームでは200人ほどが参加。通常なら会員外の参加は8人程度だが、前回は25人近くが参加するなど、関心の高まりが伺えた。小池選任理事らは「明日がどうなるのか、と不安を持つ人が大勢いるはず。まずは深く現状を理解し、的確な戦略を立てて下さい。気楽に足を運んで」と呼びかけた。
シンポのみは参加無料。午後6時開始の懇親会(カクテルパーティー)は会費70レアル。参加希望者は事務局カリーナさん(電話=11・3178・6233、メール=secretaria@camaradojapao.org.br)へ。申込みは20日まで。