ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | エクアドル=大統領選の一次結果が判明=モレノ氏優勢で決選投票に

エクアドル=大統領選の一次結果が判明=モレノ氏優勢で決選投票に

投票する現職大統領のラファエル・コレア氏(Eduardo Santillán/Presidência da República)

投票する現職大統領のラファエル・コレア氏(Eduardo Santillán/Presidência da República)

 エクアドルで19日大統領選が行われ、4月2日にレニン・モレノ氏とギジェルモ・ラッソ氏による決選投票が行われることが確実視されている。20日付のブラジル国内紙や同サイトが報じている。
 モレノ氏は現大統領のラファエル・コレア氏が推薦し、同氏が所属する左翼政党「PAIS同盟」の候補で、07年~13年は副大統領もつとめた。ここ3年間は国連局員もつとめていた。
 モレノ氏は終始優勢に選挙を進め、20日昼過ぎ(開票率88・76%)の時点の得票率は39・1%。2位の元企業家、同時点で2位のギジェルモ・ラッソ氏(CREO運動)は28・3%だから、一次当選に必要な2位候補との差が10%ポイント以上との条件は満たしたが、もう一つの基準である40%にはあと0・9%ポイント足らず、決戦投票が確実視されている。
 二人の決選投票かと最初に報じられた19日夜9時(開票率59%)現在では、両者の得票率は38・4%と29・57%だった。同時点の3位は右派、社会キリスト教のシンシア・ヴィテリ氏で15・64%、4位の急進左派「民主左翼」のパコ・モンカージョ氏は7・31%だった。左派のモレノ氏は、モンカージョ氏らの票や浮動票を集めて4月の決選投票での当選を目指す。
 同国憲法は連続3選を認めないため、コレア大統領は、今回は出馬していないが、2021年の復帰をもくろんでいる。