20日に開幕したテニスのリオ・オープンの男子シングルス一回戦で、ブラジル人選手のトーマス・ベルッシが日本の錦織を6―4、6―3のセットカウント2―0で降す金星をあげ、ブラジル国内でも大きく報道された。
錦織は前の週にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われたアルゼンチン・オープンでは準優勝の成績で、リオ・オープンでの雪辱はならなかった。
参加した男子シングルスの選手中、世界ランク5位と最高順位を誇った錦織を破った事は、世界ランク76位のベルッシのキャリアの中で「2番目」の番狂わせだった。ベルッシは、世界ランク36位だった2011年に、マドリードで行われたマスターズ1000において、当時世界ランク4位(現1位)のアンディ・マレーをセットカウント2―0で破っている。
ベッルッシは錦織に勝ったことでベスト16に進出し、ダブルスのパートナーであるチアゴ・モンテイロと対戦する。
「僕の初戦はこれまでとは別のものになった。錦織に勝つ可能性はあると信じて戦った。錦織はアルゼンチン・オープンで決勝まで戦って、疲れていたのかもしれない。すぐにリオに順応するのは難しかったはず。地元ブラジルでの大会で勝てて嬉しい」とベルッシは語った。(21日付UOLサイトなどより)