リオデジャネイロ州前知事のセルジオ・カブラル被告が、在任中に行った州のヘリコプターの私用利用分を民間ヘリ料金で払うと2千万レアル相当になると22日付現地紙が報じた。
カブラル前知事はこれまでの捜査で、資金洗浄や収賄、公金横領など、300以上の罪が指摘され、既に5件の裁判で被告となっている。
今回の報道は、同被告が公用ヘリで行った私用旅行分を15年1~2月の民間ヘリ料金で払ったら、総額2千万レアルになるという内容だ。
カブラル被告は07~14年に、庁舎のあるリオから別荘のあるマンガラチーバまで、公用ヘリを1481回使用した。
同被告が使ったヘリを手配したピエーレ・カンテルモ・アレアスウジ被告によると、公用ヘリ私用時の請求額は1回1万3500レアルで、現在逮捕中の闇ブローカー2人が現金か銀行振り込みで払っていたという。
公用ヘリ運行記録には私用旅行時の操縦士名は残っていない。カブラル被告も、リオ~別荘間の旅行の大半は家族のみでの飛行だったと認めた。
同被告は「安全面と経費面を考えて担当部署の進言に従った」と言うが、本来のヘリの経費は平均3500レアル、陸路は6千レアルだったという。
タグ:リオ リオ・デ・ジャネイロ マンガ