昨日付本欄で、サンパウロ市地下鉄5号線で21日に脱線事故が起こったと報じたばかりだが、23日未明、今度はCPTMの12号線で脱線事故が起きた。午前1時30分頃、イタイン・パウリスタ駅付近のブラス方面行きの線路で脱線が起こり、同駅とカウモン・ヴィアーナ駅間は朝になっても閉鎖された状態が続いた。12号線は古く、従来から故障が起き易いことで知られているが、それにしても7日の地下鉄3号線から、ひと月に3回目の脱線事故だ。路線拡張や新路線建設などで維持費に資金が行きにくい現状は理解できるが、それが大事故を招くようなことにならないといいが。
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22日のサッカーのサンパウロ州選手権、今年でクラシコ(伝統カード)100周年を迎えたコリンチャンス対パルメイラス戦は、審判が選手を見間違え、コリンチャンスのボランチ、ガブリエルが別の選手が犯したファウルによるイエローカードを受け、累積2枚で退場するという事件が起きた。猛抗議でも判定は覆らなかったが、発奮したコリンチャンスは、途中出場のジョーが決めたシュートを守って1―0で勝利した。これで勝たなかったら暴動ものだったのでひと安心。ガブリエルの次戦の出場停止処分も解かれた。
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今夜からアニェンビ・サンボードロモでのスペシャルグループのパレードが始まり、サンパウロ市カーニバルの盛り上がりもピークに達するだろう。ここ数日は新聞でもサイトでも、カーニバルに関する話題が急に増えてきているが、くれぐれも羽目を外しすぎての暴力事件や事故が起きないことを願いたいところ。何事も平和が一番だ。
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