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《ブラジル》連邦警察がマラファイア牧師を告訴=鉱山系公金の収賄疑惑で

 ブラジル国内の福音派の宗教家の大物として知られる、アッセンブリー・オブ・ゴッド教団「キリストにある神の勝利教会」のシラス・マラファイア牧師が、昨年12月に連邦警察から資金洗浄の容疑で告訴されていたと23日付イストエ誌が暴露した。24日付G1サイトなどが報じている。
 マラファイア氏が、パラー州など11州で起きた、複数の市の市役所も巻き込んだ鉱山資源探査のための補償金横流し事件(連警のチモーテオ作戦)で、知人の容疑者らから受け取った金を資金洗浄していたとの疑いは、昨年12月に報じられていた。
 連邦警察によると、マラファイア氏は捜査対象となっていた事務所から10万レアルの小切手を受け取り、個人口座に入金していたという。
 同事件は、パラー州知事シモン・ジャテネ氏の息子で弁護士のアルベルト・リマ・シウヴァ・ジャネテ容疑者や、鉱産局局長のマルコ・アントニオ・ヴァラダレス・モレイラ容疑者を中心とする計画的な汚職事件だ。連警は昨年12月にマラファイア氏を強制連行して供述を取っており、その後に告訴した。
 マラファイア氏は「古い話を蒸し返された」と不満を口にし、10万レアルはある宗教団体が彼の教会に対して行った合法的な献金で、申告もしたし、税金も払ったと抗議している。