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サンパウロ・カーニバル=タツアペ創立65年で初優勝=アフリカの祝祭を見事に表現=準優勝は新興ドラゴンエス

初優勝の喜びを爆発させる、タトゥアペの首脳陣たち(Paulo Pinto/LIGASP/Fotos Públicas)
初優勝の喜びを爆発させる、タトゥアペの首脳陣たち(Paulo Pinto/LIGASP/Fotos Públicas)

 2月24、25日にサンパウロ市北部のサンバ会場、サンボードロモで、同市のカーニバル一部リーグ14チームのパレードが行われた。初日24日の4番手に登場した、サンパウロ市東部タツアペに本拠を置くエスコーラ、アカデミコス・ド・タツアペ(以下タツアペ)が、1952年創設以来初の優勝を飾り、準優勝にはドラゴンエス・ダ・レアル(以下ドラゴンエス)が入ったと2月25~3月1日付現地紙が報じた。
 審査結果の発表は2月28日に行われた。タツアペとドラゴンエスが269・7ポイントで並んだが、審査項目の「サンバ楽曲」で上回ったタツアペが優勝となった。
 アフリカをテーマに、「母なるアフリカがその歴史を語る」のサンバ楽曲でパレードを行ったタツアペは、5台の山車と26のアーラと呼ばれるダンサーの集団で、アフリカ大陸の祝祭、伝統と宗教を表現した。最後の山車では、象やライオン、シマウマが現れ、今年のパレードを練り上げるにあたり、協力関係にあった、ジンバブエ共和国を象徴した。
 会長のエドゥアルド・サントス氏は、「今年我々タツアペがテーマに選んだアフリカの人々の多くは、伝染病、戦争、飢餓、貧困に苦しんでいる。しかしアフリカの人々ほど、色彩にあふれ見事な舞踊で地元の祭りを祝う人々はいない。この優勝は我々のエスコーラ全体で獲ったもの」と語った。
 設立から65年、タツアペ興隆の歴史は、他の伝統エスコーラに比して浅い。2004年から06年までは一部に在籍したが、06年に二部降格、09年には三部にまで降格していた。
 10年に三部で優勝、12年には二部で準優勝し、一部リーグに定着したのは13年からだ。一部再昇格から4年目の昨年は準優勝で、5年目の今年、初優勝を飾った。
 今年準優勝のドラゴンエスは、設立が2000年、一部定着は12年からと、紛れもなく新興エスコーラだ。
 審査委員36人が全員交代となった今年、この両エスコーラが1位、2位を占めた事は、サンパウロ市カーニバルが世代交代の時代に入った事を意味している。
 なお、2月26日には二部リーグ8チームのパレードも行われ、X―9パウリスターナが優勝した。
 3日には1部リーグの上位5チームと、2部リーグの上位2チームによる、チャンピオンパレードが行われる。

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