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サンパウロ市=パライゾーポリスで火災=市内2番目の規模のファヴェーラ

 1日、サンパウロ市南部パライゾーポリスのファヴェーラで火災が発生し、少なくとも約50軒が全焼する事態となった。1日付G1サイトなどが報じている。
 パライゾーポリスでの火災発生は昼過ぎと見られ、消防車24台、消防隊員約100人が駆けつけ、消火、救助に当たった。消防によると、午後3時40分頃には鎮火したという。
 出火原因などはまだわかっていないが、当初は炎に気がついた住人たちがバケツの水で消そうとしていたが、火の勢いが止まらなかったために、消防隊の導入となった。
 まだ死者や負傷者の報告はないが、女性1人が自宅にあったものを取り出そうとした際に煙を多く吸って気分が悪くなり、近くの保健所に運ばれた。
 火の勢いは強く、少なくとも50~60軒が全焼したという。
 パライゾーポリスはエリオーポリスについで、市内で2番目に大きなファヴェーラだ。
 消防によると、サンパウロ州のファヴェーラでは今年既に102回の火災が起きており、その内の43件がサンパウロ市またはその周辺の市で起きたという。
 昨年のファヴェーラでの火災は、サンパウロ州全体で325件、サンパウロ市とその周辺部では230件だった。

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