3日、ブラジル・サッカー連盟は、23日と28日に行われるワールドカップ南米予選第11節の対ウルグアイ戦と、第12節の対パラグアイ戦に出場する代表チーム(セレソン)23選手の発表を行った。
出場選手は以下の通りだ。
〈キーパー〉アリソン(ASローマ)、ウェーヴェルトン(アトレチコ・パラナエンセ)、エーデルソン(ベンフィカ)
〈センターバック〉マルキーニョス、チアゴ・シウヴァ(共にPSG)、ミランダ(インテル・ミラン)、ジル(山東魯能)
〈サイドバック〉ダニエル・アウヴェス(ユベントス)、ファギネル(コリンチャンス)、マルセロ(レアル・マドリッド)、フェリペ・ルイス(アトレチコ・マドリッド)
〈ボランチ〉カゼミーロ(レアル・マドリッド)、フェルナンジーニョ(マンチェスター・シティ)、パウリーニョ(広州恒大)
〈ミッドフィールダー〉ウイリアン(チェルシー)、フィリペ・コウチーニョ(リバプール)、レナト・アウグスト(北京国安)、ジュリアーノ(ゼニト)、ジエゴ(フラメンゴ)
〈フォワード〉ネイマール(バルセロナ)、ダグラス・コスタ(バイエルン・ミュンヘン)、ロベルト・フィルミーノ(リバプール)、ジエゴ・ソウザ(エスポルチ)
現在、セレソンは6連勝中ということもあり、今回のメンバーも、負傷欠場のガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)とルーカス・リマ(サントス)の代替選手2人が注目された程度だった。
その代役に選ばれたのは共にベテランのジエゴとジエゴ・ソウザだ。共に30歳を超えるベテランの2人は2016年、国外からブラジルの国内リーグに復帰して活躍したのが認められた格好だ。
それ以外で選ばれたのはキーパーのエーデルソン。現在23歳の彼は、ポルトガルの名門ベンフィカの正守護神に成長した注目株だ。同チームの先輩でかつてのセレソン正キーパー、ジュリオ・セーザルの息もかかった期待の選手だ。
これまでの流れから見ておおむね妥当と思える今回の選手選出だが、サッカー・ファンからは不満の声も少なくない。
最も多い不満は、右ウィング候補のルーカス・モウラ(PSG)が落選したことだ。サンパウロFCから期待されてPSGに移籍した後、しばらくパッとしない成績が続いていたが、今年はベスト・シーズンで評判が高かったため、選出は確実と見られていた。
スペインのセヴィージャ快進撃の立役者のひとり、右サイドバックのマリアーノ、パルメイラスの攻撃の軸のドゥドゥなどの不在が嘆かれた一方、ガブリエル・ジェズスに代わるセンター・フォワードとしてのジエゴ・ソウザ選出には、疑問の声が多かった。
また毎度のことながら、チッチ監督がコリンチャンスを率いていた時代の愛弟子が多いことに不満の声もあがった。
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