保健省が発表したデータによると、40歳代での出産が、20年前より1・5倍増えていることがわかったと5日付エスタード紙が報じている。
このデータは、2015年にブラジルで出産した女性のデータをまとめたものだ。それによると、同年に40歳以上で出産した女性は7万7138人で、20年前の5万1603人より49%上昇、つまり約1・5倍になったという。
世代別で見ると、40代での出産数は依然として最も少ないが、これまでのブラジルでは相当数見られていた10代での出産が20年間で9・4%減って54万6500人となった。また、人数では最も多い20代も2・3%の上昇(147万7900人)に過ぎなかったのに対し、30代での出産が61・4%増えて91万1500人となるなど、30~40代での出産が明らかに増えている。
1995年は、10代での出産が60万3千人で、30代の56万4600人を上回っていた。
晩婚化で高齢出産が増え、貧困層で多く見られた10代での妊娠が減少する傾向は、10年前の2005年以降、引き続いている。