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《ブラジル》勤続期間保障基金=3時間で70万件の引き出し=期待した額を受け取れない人も

FGTSの基金引き出しのため、通常より早い時間から銀行に足を運んだ人々(Rovena Rosa/Agência Brasil)
FGTSの基金引き出しのため、通常より早い時間から銀行に足を運んだ人々(Rovena Rosa/Agência Brasil)

 【既報関連】自己都合退職や正当な理由での解雇ゆえに引き出せない勤続期間保障基金(FGTS)引き出し初日の10日、連邦貯蓄銀行(Caixa)では11時までに70万件が支払われたと同日付アジェンシア・ブラジルが報じた。
 ブラジル連邦政府が引き出しを認めたのは、15年12月31日までに自己都合退職または正当な理由で解雇された人の基金で、現在は1、2月生まれの人の引き出しが可能だ。
 Caixaの支店の大半は10、14、15日は8時から開店。11日も多くの支店が9時~15時まで営業する。
 退職や解雇、会社閉鎖などでお金の動きがなくなった口座の金は、3年以上失業状態が続いているなどの条件下でないと引き出せない。今回は15年末までに離職した人限定の特別措置で、引き出しが認められた。
 引き出しはCaixa窓口や現金自動預け払い機(ATM)、ロテリカ(ATMやロテリカは3千レまで)で行える。ATMでの引き出しはカルトン・ド・シダドンと呼ばれるカードと暗証番号のみで出来るが、ロテリカでは身分証明書も必要だ。Caixaの窓口では身分証明書や社会統合基金(PIS)の番号、期日前に仕事を辞めた事を証明する書類(労働手帳かそれに準じた物)などが必要となる。
 10日に基金を引き出した人の中には、700レ受け取れると思っていたが130レしか受け取れなかったという例もあった。Caixaの窓口やFGTSかCaixaのサイト、携帯電話用アプリなどで引き出せる金額や、雇用主が積み立てていたかなどを事前に確認した方がよい。雇用主が積み立ててなかった場合は、雇用主と直接交渉して即刻入金するよう要請するか、労働裁判所に訴える必要がある。
 いずれかの銀行に口座があれば、窓口で申し込むと無料で振り込んでもらえる。Caixaに個人名義の貯蓄預金(ポウパンサ)口座があれば自動的に振り込まれる。
 FGTSに積み立てた基金の利息は年3%プラス参考金利で、他の預金より不利なため、専門家は、引き出せる基金がある人は別の口座に移したり、負債解消に用いたりするように勧めている。

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