10日午前、サンパウロ市南部パライゾーポリスのファヴェーラで、今月に入って2度目の火災が発生した。10日付現地紙サイトが報じている。
火災は午前10時20分頃、パライゾーポリス内の、ジオヴァンニ・グロンキ大通りとエビ・カマルゴ大通りに挟まれた地域で発生した。出火原因はわかっていない。
通報を受け、17台の消防車と62人の消防士が駆けつけて消火作業にあたり、12時頃にはほぼ収束した。
今回の火災では少なくとも30軒ほどの仮設住宅が被害に遭ったが、死者、けが人、気分が悪くなった人などは出ていない。唯一報告されているのは、消火作業に使ったバケツが頭上に落ちた男性が1人いたということのみだ。
パライゾーポリスは市内で2番目の規模のファヴェーラで、今月1日にも大規模な火災が発生したばかりだった。
消防は1日の火災の際に、今年に入ってからのサンパウロ州のファヴェーラの火災は102件に上り、その内の43件はサンパウロ市内で起きたと発表していた。
タグ:サンパウロ