3月24日と28日に親善試合を行うサッカーロシア代表メンバーに、同国のCSKAモスクワでプレーするブラジル人選手、マリオ・フェルナンデスが招集された。
ロシアは来年のW杯の開催国で、ロシア代表に選ばれると、欧州予選なしでW杯出場も可能になる。最近では、マリオ・フェルナンデスの他に、ロコモティフ・モスクワでプレーするゴールキーパーのギリェルメ・マリナートもロシア代表への召集を受け、1試合プレーしている。
右サイドバックのフェルナンデスは、昨年7月にロシア市民権を獲得した。同選手は2012年からCSKAでプレーしており、147試合に出場し、2得点を決めている。
CSKAでは、ロシアリーグ優勝も、ロシア・スーパーカップの優勝も経験している。ロシアに来る前は、2009年にデビューしたブラジル南部の名門グレミオで2012年までプレーしており、2010年にリオ・グランデ・ド・スル州選手権で優勝している。
まだグレミオにいた2011年9月に、フェルナンデスは当時のセレソン監督、マノ・メネーゼスからセレソンへの召集を受けた。しかし、セレソンの重圧に耐えられるほど、精神的な準備ができていないとして、召集に応じなかった。
同選手は2014年に行われたブラジルメディアとのインタビューで、「もちろんブラジル代表としてプレーする事は子供の頃からの夢だった。でも、現実的にブラジル代表に選ばれるための競争はとてつもなく厳しく、今はロシア代表として、次(2018年)のW杯に出るという可能性もあると思っている」と答えていた。(14日付グローボエスポルテなどより)