民主社会党(PSDB)内のジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事支持者たちが、18年大統領選の候補選出のための党内予備選を今年8月に早めるように働きかけていると15日付エスタード紙が報じている。
PSDB党内の予備選は来年1月の予定だが、アウキミン陣営はこれを8月にと希望している。
アウキミン氏の側近の一人、シウヴィオ・トーレス下院議員は、「次回の党幹部会(開催日未定)で正式に提案を行いたい」としている。
アウキミン氏は先週、サンパウロ市のジョアン・ドリア市長も参加したイベントで、公の場では初めて、大統領選出馬への意欲を口にした。14日には「予備選は党内分裂を意味しない」、「4、5人で候補を決めるか、2~3万人の党員による予備選をやるかだ」と選出方法についての考えも語っている。
トーレス下議は、自身も大統領候補の一人のアエシオ・ネーヴェス党首とも話し合ったが、同党内では、連邦検察庁がラヴァ・ジャット作戦に絡んだとされる政治家らの捜査開始要請を出した日を狙うように、同下議がこの問題を取り上げたことへの批判も出た。
同下議は14日、「政界で起きていることとは関係なく、党内の日程を決めるべきだ。完璧なタイミングなどない」と強調し、「8月までに候補が決まらなければ、9月に党内選挙を行うべき」との意向を表明した。
タグ:アウキミン PSDB PSD ラヴァ・ジャット サンパウロ