ブラジル広島文化センター(平崎靖之会長)が先月19日、同センターで第61回定期総会を開いた。昨年度の会計は収入約63万7千レアル、支出約71万4千レで約7万7千レの赤字となった。不景気による事業不振や、会館修復工事の人件費がかさんだ。
工事費そのものは当初9万レと計上していたが、会計報告では約20万レの支払いが生じた。約11万レ超過したことに対し出席した会員ら約70人には、「緊急追加工事が必要だった」と説明がなされた。
多額な予算超過に対し、「臨時総会を開催すべきだったのでは」との追求もあった。役員は「会計担当の体調不良により、昨年8月末に予定されていた臨時総会が開催できなかった」と答え、「定期総会で報告する形となった」や弁解した。工事箇所などの補足がなされ、ようやく承認された。
その他の予算削減案として、年間9万5千レもかかっていた夜間警備の駐在をやめ、5月以降より防犯用テレビカメラを設置することを検討。下半期からは、費用削減の効果やイベント収益などを見越し、黒字が計上される計画で予算も承認された。
役員改選も行なわれ、平崎靖之氏を会長とする現行体制が続投することになった。同日併催された臨時総会では定款改正が審議され、役員数の削減などの見直しもなされた。
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