ブラジル南東部、エスピリトサント州に住む1歳11カ月の赤ん坊を売りに出すとの投稿が今年の1月にインターネット売買サイトに出された。
赤ん坊の母親の義理の兄弟(19)が書き込みを行ったと見られているが、警察はこの男の逃走と証拠隠滅防止のための予備逮捕には踏み切っていない。裁判で有罪判決が下れば、最大で6年の禁固刑になる可能性がある。
同事件の担当警部は、赤ん坊の両親が犯行に関わっていた証拠はないとしており、書き込みもすぐに当該サイトにより消去されたため、サイト運営者が罪に問われることはない。
容疑者の男は調べに対し、本当に赤ん坊を売る気ではなく、冗談だったと述べているという。また男は書き込みを見て、赤ん坊を買いたいとの申し出がブラジル国内各地から寄せられたことも明かした。
書き込みは複数の当局者の目にも留まり、通報を受けた警察が捜査を始めたところ、58歳の男性のパスワードを使って書かれた事が判明したが、その男性に問いただしたところ、実際に書いていたのはその男の甥だった事がわかった。
赤ん坊の両親は容疑者とは交流がなく、警察から書き込みの事を知らされて驚いた様子を見せていたという。(17日付G1サイトより)