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サンパウロ地下鉄=2年以内に23キロ拡張?=大統領選睨むアウキミン

 18年の大統領選へのジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)の出馬が噂される中、サンパウロ州政府が、18年末までにサンパウロ市地下鉄で23キロ分の延長工事を完成させると約束した。22日付現地紙が報じている。
 州政府が拡張の対象としているのは地下鉄4号線と5号線、モノレール15号線の三つだ。
 その中で最も完成が早いと見られているのが5号線で、2017年に2回に分けて駅を完成させる予定だ。
 第1弾がブルックリン駅をはじめ3駅、第2弾がモエマ駅や1号線サンタクルス駅、2号線シャッカラ・クラヴィン駅との連結駅を含め6駅。さらに2018年下半期にカンポ・ベロ駅を造ってこの線を完成させる意向だ。
 4号線ではイジエノポリス/マッケンジー駅、オスカー・フレイレ駅、サンパウロ・モルンビ駅の三つを18年末までに完成させたいという。
 モノレールの15号線は、18年上半期までにサンマテウス駅など8駅分を完成させるという。
 サンパウロ市地下鉄は2005年から17年3月までの12年間で21キロしか拡張していないが、この計画が達成されれば、それを上回る23キロの拡張となる。
 その意欲の原動力となっているのはアウキミン氏の大統領選への出馬希望で、一説では所属のPSDBを離党してでも出馬することを望んでいるとさえいわれている。