1960年3月13日サントス港着のブラジル丸の同船者親睦会が13日、サンパウロ市東洋街の群馬県人会で開催され、遠くはパラナ、ミナス州から23人が参加し、懇親を深めた。
平均年齢77、8歳の参加者らは『素直な心、感謝の気持ち』など農業移民としての基本的価値観の共有を確認したほか、来年の移民110周年記念では各自がどのように行動すべきか、といったことまで話題に上がった。
参加した松田典仁さん(79、群馬)は「一昨年は20人、昨年は21人、今年は23人。年々参加者が増え共生の和が広がり、人生について話し合う良い機会となっています」と開催意義について語った。
参加者らは会終了時、「来年3月13日もこの場所で再会しましょう」と約束し別れを惜しんだ。