3・26サンパウロ市デモ写真グラフ=少人数だがピリリと辛い=今も存在感強い大物ルーラ 2017年3月28日 MBL(ブラジル自由運動)が配った「法的特権廃止」の袋を持った人が多数 ジウマ罷免決定後は、少人数しか集まらないデモだが、その分、濃い面々が目立った。当日はサッカーのSPFC対コリンチャンス戦や超大型音楽イベントの『裏番組』のようになってしまい、若者の姿が特に少ない印象。しかし元気な参加者らはプラカードにユーモラスな批判や、厳しいコメントを書いて持ち、大通りを練り歩いてアピールしていた。 参加者は次々に現れる演説者の言葉に耳をかたむけ、賛同の気勢を上げた MBLの若き指導者、カタギリ・キムが演説している様子。多くのファンがじっくりと聞き入った 右が「共和国の古狸と泥棒の全員に反対。テーメル、ルーラ、アエシオとその仲間たちを一掃しろ」、左が「(列記した政党名の)全てに反対」 最も人が集まったVPR(街に出よう)街宣車の様子 AB(アコルダ・ブラジル)の街宣車には、汚職政治家にトマトを投げつける「トマタッソ」推進運動家も登壇して熱く演説した 「マリア・レティシア、あなたはルーラを忘れていったのね」 囚人服姿のルーラのお面が、絞首刑台を模した棒につるされている過激なものも 左側のプラカードは「アリババの盗賊仲間は40人だったが、ブラジル政府のそれは数え切れない…」との皮肉。右は「政治家のおかげでブラジルは奈落の底に落ちなかった。なぜなら『奈落の底』まで盗まれたから」 当時の道端で販売されていたシール。左が囚人姿のルーラ、右がルーラの手形に「絶対ダメ!」の言葉 「ブラジルの政治家はドッセ川の水より汚い」とのプラカード。ブラジル史上最大級の環境破壊事故となったミナス州マリアナ市の鉱滓ダム決壊事故が起きたドッセ川をひきあいに出して、さらに政治家は汚いと非難 「親は教育しない、警察は逮捕しない、司法は罰さない、国民は戦わない、政治家は働かない、ブラジルは富を生まない」との横断幕をかかげた軍政支持のメンバー。まるで軍隊だけはちゃんと働いているかのようにアピールするが… サッカー コリンチャンス ルーラ 2017-03-28 Nikkey Shimbun