ブラジル内の女性チェス選手で1位となった寺尾ジュリアナさん。現在ブラジル2位の選手とは123点もの差を開けている。また、6、7月の国際大会に向け後援者を募集しているそうだ。「大会優勝後も、今後の大会に向け一人で練習を続けています」と練習熱心な様子。ブラジル代表として各国の大会で活躍が期待される寺尾さんを応援してみませんか? 連絡は寺尾さん(メール=julianaterao@gmail.com)まで。
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岩手県人会の会報195号が発行された。定期総会の報告がなされ、千田曠曉会長が続投することに。なんと10期目突入だそうで、宮城、大阪などに次ぐ3、4番目の長寿会長ではないか。年末の餅つきや、新年会の賑やかな様子も伝えられた。岩手日報協力の地元ニュースもあり県人にとってはありがたい限り。
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『ブラジル老荘の友』3月号を読んでいたら、ユーレイの興味深い話が載っていた。いわく《ある早朝、俳句仲間の友人が「日本の母が亡くなった様子。昨夜、トイレに起きた時に廊下の向こうに白い着物の女性が見えたけれど、あれは日本の母が私に会いに来たのだと思う」と言う。彼女は感受性の強い方なので本当だと思った。中一日置いて、「やはり『母が亡くなった』と甥から報せがあった」と言った》とのこと。移民らしい幽霊譚だと感心していたら、その先のコメントがふるっていた。《時間的にはすこし違うようであったが、遠い日本から老いた母御の霊魂が道中、難儀したのでしょう》。ユーレイにとってすら、地球の反対側は遠い場所なのかと。なおさら切なくなった。
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