サッカーのブラジル代表(セレソン)が28日、W杯南米予選の対パラグアイ戦に3―0で勝利した。同日開催の他の試合の結果もあり、南米予選を4試合残した状態で、18年ロシア大会の予選通過一番乗りとなった。29日付現地紙が報じている。
ここまで7連勝中のセレソンは、チッチ監督の古巣でコリンチャンスの本拠地、サンパウロ市のイタケロン・スタジアムでパラグアイと対戦した。セレソンは、5日前の難敵ウルグアイ戦勝利の勢いそのままに、パラグアイも圧倒した。
セレソンは終始ボールを支配して攻めており、前半35分、コウチーニョの鮮やかなシュートで先制。後半19分には、自陣ゴール近くからドリブルを開始したネイマールが、独走の末にシュートを決め、追加点を奪った。
さらに、後半41分には、ゴール前でボールを受けたマルセロがキーパーの頭上を越すシュートを決めて、ダメ押しの3点目となった。前のウルグアイ戦で3得点を決めたパウリーニョは、この日も2アシストと絶好調だった。
これでセレソンは南米予選8連勝となり、チッチ監督やネイマールに対し、スタジアムの大観衆は割れんばかりの歓声を送っていた。
チッチ監督が指揮を取りはじめた昨年9月以降、セレソンは8試合で24得点、1試合平均3点を奪っており、失点はわずかに2点。それまでのドゥンガ時代の6試合2勝1敗3分、11得点8失点に比べると格段の改善を見せた。
この勝利で、約90分遅れで始まったペルー対ウルグアイ戦にセレソンのW杯進出がかかることとなった。
この試合でウルグアイがペルーに敗れたため、はブラジルの4位以内が確定し、来年のロシアW杯出場が決まり、開催国のロシアを除くと世界最初の地域予選突破国となった。
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