3月31日未明、アマゾナス州で広域停電が起き、州都マナウスでは、最長24時間の断水となる可能性もある。
今回の停電はトゥクルイ~マナウス間を繋ぐ送電線の不具合が原因で、マナウス市とその近隣のイランドゥーバ、マナカプル、プレジデンテ・フィゲイレドの各市では、朝起きたら電気や水が使えず、ニュースさえ伝わらないという状況に置かれた。
マナウス市では3月22日夜も、北部と南部、東部で停電が発生しており、10日足らずで2度目の停電となった。
また、広域停電のせいで給水場のポンプも止まり、マナウス市内では全域で断水。少なくとも98%の市民に影響が及んだという。
上下水道の責任を負うマナウス・アンビエンタル社(水道公社)によると、浄水場では朝7時からポンプの再起動に向けた作業が始められたが、水供給のためのシステムの再起動は時間を要し、全てが正常化するのは24時間後となる可能性もあるという。
マナウス市の市民は22日の停電でも電気機器などが壊れたりする被害を被っており、今回の停電で出る被害の程度や、今後も頻繁に起きる可能性の有無などを懸念している。マナウス市南部サンフランシスコ区の住民達は、先週も2回停電が起きており、回復が遅れたとして、エネルギー供給の不安定さに苦言を呈している。
同市には、国内有数の工業地区もあり、工業、商業などの分野への影響も懸念されている。(3月31日付G1サイトなどより)