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《ブラジル》クレジットカードによる負債増回避策=高金利のロタチヴォの適用期間を短縮

債務不履行を招く原因の一つでもあるクレジットカード(Marcos Santos/USP Imagens)
債務不履行を招く原因の一つでもあるクレジットカード(Marcos Santos/USP Imagens)

 ブラジル中央銀行が1月25日に決めた、クレジットカードによる負債軽減のため、1度に払い切れなくてロタチヴォと呼ばれるシステムを利用する場合の利率適用期間を最大1カ月とする施策が3日から発効となったと3日付現地紙・サイトが報じた。
 クレジットカードの利用者が請求額を全額払えず、カード会社が提案する分割案ではなく、最低金額だけを払う方法をとると、残った負債は年平均484・6%という高金利のロタチヴォに組み込まれ、雪だるま式に膨れ上がる負債で首が回らなく例が多かった。
 これに対する中銀の救済策は、ロタチヴォの適用期間を最大30日間とし、それを超えても払えなかった負債は、自動的に銀行融資と同じ利息を適用して分割返済とするというものだ。この方式だと適用金利がロタチヴォより低くなり、利用者の負担が軽くなる。
 クレジットカードの請求書をカード会社の提案する分割案で払った場合の利息は年163・5%程度だが、ロタチヴォだと481・5%。請求書に記載された最低額だけを払った残金が1千レアルの場合、従来の方式だと、利息と金融税も上乗せした支払額は、12カ月後には5814・37レアルに膨れ上がる。
 これに対し、1千レアルを30日後に通常の銀行融資と同じ利率に振り替えて分割払いすると、12カ月後の支払い総額は平均2550・19レアルで済むという。
 最初の30日間のロタチヴォの利率は月9・79~17・54%で、残りを分割した際にかかる利息は8・90~9・99%、分割回数も12~24カ月と銀行毎に異なるので、利用者はカードの利用条件を事前に確認しておくとよい。
 いずれにせよ、カードを利用する際には、1度に払い切れる範囲で利用する、払い切れない場合は銀行が提案する分割案を利用する、止むを得ずロタチヴォを利用する場合は、翌月以降のカード利用額を抑制しつつ、少しでも早めに負債を解消する方法を考えるなどの工夫で、負債拡大を防ぐ方策が必要だ。

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