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エクアドル大統領選=モレノ氏が僅差で勝利=前任引継ぎ左翼政権続く

 エクアドルで2日に大統領選が行われ、現職のラファエル・コレア氏が推すレニン・モレノ氏が、保守派の対抗馬、ギジェルモ・ラッソ氏を僅差で破り当選した。3日付ブラジルの各紙・サイトが報じている。
 当選は開票率94・6%の時点で、同国選挙管理委員会が発表した。それによると、モレノ氏が51・07%でラッソ氏が48・93%と、かなりの僅差だった。
 この発表にラッソ氏の支持者らは不満を表明、各地で抗議を行った。
 それは、今回の選挙の出口調査では、ラッソ氏53・02%、モレノ氏46・98%で、ラッソ氏優勢と伝えられていたためだ。そのため、ラッソ氏側は「なんらかの不正行為が行われたのではないか」との疑いを抱いて、票の再確認を求めている。
 南米では、アルゼンチンで長年続いてきた左派政権が崩壊。さらに最近はベネズエラでの独裁政治による圧政が重なり、左派の形勢が悪くなっていたが、それを覆しての当選となった。
 コレア大統領はこれまで10年間大統領をつとめており、15年12月には議会が「大統領の再選を認める」法案改正を承認したが、同法は「17年選挙の当選者より有効」であったために出馬出来なかった。だが、次回、2021年の大統領選の出馬を目指しているという。