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《ブラジル》勤続期間保障基金の引き出し開始日を繰り上げ=3~5月生まれは8日から

連邦貯蓄銀行(Caixa)の、ジルベルト・オッシ頭取(Antonio Cruz/Agência Brasil)

連邦貯蓄銀行(Caixa)の、ジルベルト・オッシ頭取(Antonio Cruz/Agência Brasil)

 3月から始まった勤続期間保障基金(FGTS)の休眠口座からの引き出しは、窓口に人が殺到するのを避けるため、引き出し開始時期が引き出す人の誕生月毎に設定されているが、4月10日からとされていた3~5月生まれの人の引き出し開始日が4月8日に早められると、5日付現地サイトが報じた。
 3~5月生まれでFGTS資金を引き出す資格を持つ人は770万人おり、引き出される金額は総計112億レアルにのぼる。連邦貯蓄銀行(Caixa)のジルベルト・オッシ頭取は、230万人分については、8日付で銀行口座に振り込まれると発表した。
 FGTS休眠口座からの引き出しは、6~8月生まれが5月12日から、9~11月生まれが6月16日から、12月生まれが7月14日からで、7月いっぱいで終了する。
 オッシ頭取はまた、8日の土曜日は、同行の支店2100カ所と、支店の中の相談窓口200カ所が営業するとした。1、2月生まれの370万人が総計59億レアルを引き出した3月も、引き出し開始直後の3月11日の土曜日は、1800カ所の支店が営業した。
 Caixa以外の銀行の口座への振込み(取引信用書類、DOC)のプログラミングも可能で、8日に予約した振込みは10日付で行われる。この場合、実際に引き出せるのは11日となる。8日は土曜日のため、同じ日に他行の口座へ資金を移すTEDは行えない。
 また、週明けの10、11、12日は、Caixaの支店の大半が、通常より2時間早い、午前8時から営業を行う。