サンパウロ市市会議員のフェルナンド・ホリデイ氏(民主党・DEM)が4日、市立校の教育に干渉しようとしたとして市教育局から厳重注意を受けた。5日付現地紙が報じている。
ホリデイ市議は3日、市南部のジャルジン・カンピーナスにある市立コンステラソン・ド・インジオ校を事前の約束も取り付けずに訪れ、その時のビデオをフェイスブックに掲載した。同市議は「このような電撃訪問を全市の市立校に対して行いたい」とし、その目的を「学校施設の現状と、ちゃんとした道徳教育が行われているのかを確かめるため」と語った。
ホリデイ市議は市民活動グループ「ブラジル自由運動」のメンバーだ。また、黒人で同性愛者ということで、昨年10月に市議に当選した時もマスコミで話題になった。
だが、教育局は今回の行為を「教師に対する威嚇行為」と解釈し、同市議を強く批判した。
同じくサンパウロ市議でサンパウロ市教員組合会長のクラウジオ・フォンセッカ氏(社会大衆党・PPS)も、「市議は学校側の教育方針を干渉する立場にはない」とホリデイ氏に苦言を呈している。
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