リオで開催される世界的なロック・フェスティバルで9月に開催される「ロック・イン・リオ」のチケットが6日に発売され、早くも売り切れ目前の状況となっている。
1985年にはじまり、当時、世界的な社会現象となったロック・イン・リオは、4回目に行われた2011年からは隔年開催となり、今年で7回目を迎える。2011年からは9月の3週目と4週目の週末の計7日間行われる形が定例化している。
気になる今年のラインナップだが、メインとなるアーティストは以下の通りだ。
(15日)レディ・ガガ、(16日)マルーン5、(17日)ジャスティン・ティンバーレイク、(21日)エアロスミス、(22日)ボン・ジョヴィ、(23日)ガンズ&ローゼズ&ザ・フー、(24日)レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
このうち最初に売り切れたのはマルーン5で、その間、わずか1時間足らずだった。続いてレッド・ホット・チリ・ペッパーズだった。彼らは10~30代の若い層にファンが多いタイプのバンドだ。
続いて、ロック・イン・リオへの出演がこれで4度目となるおなじみのガンズ&ローゼズが、イギリスのロックの伝説的バンド、ザ・フーとステージを分け合う23日も売り切れた。ビートルズやローリング・ストーンズと同じ60年代に台頭した大御所でありながら、ザ・フーがコンサートで南米を訪れるのは今回がはじめてだ。
ロック・イン・リオはこのところ、「昔のバンドばかりがメインになる」「ロックとは言えないタイプのダンス・ミュージックのポップスターが出る」という批判を受けがちだった。今年はどうやらそれがチケットの売れ行きに出たらしく、エアロスミスやボン・ジョヴィ、レディ・ガガにジャスティン・ティンバーレイクのチケットは発売初日では売り切れなかった。
ただ、例年は、発売から1カ月以上経過してもチケットが余っているような状況はほとんどないため、これらのアーティストの券も直に売り切れると見られている。
なお、開催中のロック・イン・リオの模様は、エンターテイメント系のチャンネル「マルチショウ」で終日生放送される。