6日朝、サンパウロ市北部トゥクルヴィで、コントロールを失ったバスが7台の車と衝突し、9人の負傷者を出す事故が起きた。現場はパウロ・デ・アヴェラール通りで、下り坂でブレーキが利かなくなったバスが歩道に乗り上げ、歩行者を引っ掛けそうになった上、パン屋の鼻先をかすめるように通過。駐車中の車や信号待ちの車7台に次々にぶつかり、電柱1本も引き抜いたバスは、2本目の電柱に衝突してやっと止まった。負傷者9人はバスの乗客で、3カ所の病院に運ばれた。事故の原因ははっきりしていないが、事故が起きたときは雨が降っており、路面も濡れていた。写真を見る限り、車の破損がひどいが、死者が出なかったのが不幸中の幸いか。
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2019年より、全国の公立校で、2年生(1年生の終わり)、つまり7歳までに、全ての就学児は読み書きができるようにならなければならないという教育カリキュラムが適用されるようになる。これまでは「3年生までに」が原則だった。これは、公立校生の基準を私立校生のそれに近づけたものだ。「たかだか1年」の違いかもしれないが、識字率の徹底が甘と指摘されるブラジルでは大事なこと。変更に従い、学校側が真摯に取り組むことに期待したい。
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7~10日はサッカーのサンパウロ州選手権準々決勝第2試合が行われている。既に第1試合で勝利したパルメイラスとサンパウロはリードを守ればよいが、引き分けたコリンチャンス、敗れたサントスは何としても勝利したいところ。準決勝第1試合は来週末に行われる。今年はサンパウロ州4強の牙城を崩すチームが現れるか?
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